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by moon99999
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霧笛荘夜話

霧笛荘夜話 浅田 次郎
角川書店 2004-11
http://tinyurl.com/3zfwn

深い霧の中、まっすぐ行くと、その下宿にたどり着く。
今は、部屋はみんな空いている。
ただ、それぞれ、過去の住人にはドラマがあった・・・。

窓から港が見える部屋に住む自殺志願の女は、隣のホステスに救われた。
そのホステスは、昔は良家の奥様だったが・・・
また、中途半端なヤクザもいた。
二階にはオナベが棲んでいたり。
元マドロス、その後のキャプテンも生息していた。
ロック坊やも。

皆、それぞれドラマを抱えていた。
でも生きていた。
生きることは難しい。
でも生きることは楽しい。
たとえ困難が多くても。

霧笛荘の連中はそれぞれ助け合って生きている。意図的か、あるいはそうでないのか。

金を積まれても手放せない何かを持っているようだ。

どんな人たちが、その部屋でくらしていたのか。

あなたなら、誰の部屋に行きますか?
誰のあとに住みますか?

霧笛荘で考えてみてください。

お勧め度:☆☆☆☆ 不幸というのは相対的なものだということが、よくわかります。





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by moon99999 | 2005-03-15 00:40 | 文学系