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by moon99999
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さらば長き眠り

4150306540
さらば長き眠り 原 りょう
早川書房 2000-12 (文庫)

http://tinyurl.com/avjnl


これも、私立探偵・沢崎が登場する、かなり前に出た作品だ。
記載の中に、リアルタイムのエピソードがはいってくるので、その時代なんだな、というのがよくわかる。たとえば、 ワールドトレードセンターにテロ、とあるが、それは911ではないのだ。


沢崎は、一年以上留守にしていた渡辺探偵事務所に戻ってきた。
一年以上留守にしていたのに、戻ってくるとすぐにトラブルと依頼人がやってくる。

依頼人は、以前、高校野球の選手だった。甲子園に出場し、八百長の疑惑をかけられてしまった。彼の無実は一応証明されたが、その疑惑をうけてマスコミで騒がれたときに、彼の姉が飛び降り自殺してしまったのだ。

それからすでに11年がたっていた。しかし、弟は、姉の自殺が本当に自殺だったのかを確かめるべく、沢崎に調査を依頼した。
沢崎が動き始めるとすぐ、いろいろな妨害工作が始まった。
なぜ妨害されるのか。11年前の事件には、いったい何があったのか。
そして、飛び降り自殺の真実はいったいなんだったのか・・・

沢崎は、ついに真実の一部を探り当てる。 それには、多くの人物がかかわっていたのだった・・・



沢崎が活躍する。 ご都合主義が多いところは否めない。だいたい、11年前の事柄を、ことこまかに覚えているというのがあまり考えにくいのだ。
刑事ものとかではすぐこうやって昔の記憶なり証拠なりが出てくるのだが、実際はそうはいかないだろう。だいたい、先週の火曜日の昼飯に何をたべたか、だって覚えてないことが多いのだから。

沢崎の活躍に免じて、こういう「あら」は目をつぶろう。
エンターテインメントなのだ。面白ければいいのだから。

個人的には、あの浮浪者にもっと活躍してほしかったと思う。

お勧め度:☆☆☆1/2 文句言わずに読みましょう。それが正しい読み方です!
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by moon99999 | 2005-05-18 20:29 | 推理小説系