最後に咲く花
2005年 08月 08日
最後に咲く花 片山 恭一
小学館 2005-04
http://tinyurl.com/73u28
私には沙織という恋人がいる。とくに不満はない。
それなのに、私は、昔の同級生の由希と出会ってしまった。
由希は、死の床についている。
由希とは、もう話しをすることしかできない。
もともとそれ以上の関係でもない。
波佐間という友人がいる。
山へのぼっていって、戻らない。
どうやら資金に行き詰まっていたらしい。
だが私は彼が自殺しにあがったのだとは思えない。
私は、彼を探しに山へ行く。
そして・・・
片山恭一の小説には、病気が出てくる。不治の病のようだ。
そればかりを小道具にしなくてもいいはずなのに、なぜ彼は病気を題材にすることにこだわるのだろうか?
どうしてもトーンが暗くなってしまう。愛だけでなく死というものが現実感を帯びて迫ってくるからだ。
人の心は理窟だけでは計れない。とくに、病気という極限状況では本人、そしてまわりの人間たちはどう思うか。そしてどう動くのか。どう動くのがベストなのだろうか。
こたえは誰も持っていない。
お勧め度:差し控え
(病気ばかり題材にしないでほしいです。)
小学館 2005-04
http://tinyurl.com/73u28
私には沙織という恋人がいる。とくに不満はない。
それなのに、私は、昔の同級生の由希と出会ってしまった。
由希は、死の床についている。
由希とは、もう話しをすることしかできない。
もともとそれ以上の関係でもない。
波佐間という友人がいる。
山へのぼっていって、戻らない。
どうやら資金に行き詰まっていたらしい。
だが私は彼が自殺しにあがったのだとは思えない。
私は、彼を探しに山へ行く。
そして・・・
片山恭一の小説には、病気が出てくる。不治の病のようだ。
そればかりを小道具にしなくてもいいはずなのに、なぜ彼は病気を題材にすることにこだわるのだろうか?
どうしてもトーンが暗くなってしまう。愛だけでなく死というものが現実感を帯びて迫ってくるからだ。
人の心は理窟だけでは計れない。とくに、病気という極限状況では本人、そしてまわりの人間たちはどう思うか。そしてどう動くのか。どう動くのがベストなのだろうか。
こたえは誰も持っていない。
お勧め度:差し控え
(病気ばかり題材にしないでほしいです。)
by moon99999
| 2005-08-08 00:22
| 恋愛小説