スペース
2005年 08月 11日
スペース 加納 朋子
東京創元社 2004-05-31
http://tinyurl.com/c4n29
先日は新聞休刊日のため、通常読んでいる日経新聞が無かった。
そのため、あとまわしにしていた加納朋子「スペース」を鞄に入れて出かけた。
開いて、いきなり思い出した。あ、そうだった。だから後回しにしたんだっけ・・・(^_^;)
「・・・本作品は・・・シリーズ3作目にあたります。・・・できましたら「スペース」単体ではなく、「ななつのこ」「魔法飛行」と順番に読んでいただけたらなあ・・・」
しかし、他に読むものも無いので、仕方なく(笑)読みはじめた。
すると・・・面白い。一冊だけでも十分面白いのだ。
乗り換えた電車で座り、本に没頭した。
ふと、顔を上げた。駅名がみえる。もうすぐかな・・・と思ったら、「○場」という文字が見えた!
・・・ヽ(。_゜)ノ へっ?
この駅名を見るのは・・・何年ぶりだろう!
何となんと・・・
降りるはずの駅から、4つも先だったのだあ~!
一駅くらいならわかるけど、ここまでとは・・・久々に遅刻してしまった。
昔、違う路線で4つ先の駅まで寝過ごした時以来だ・・・
皆さん、出勤中の読書は、ほどほどに!(笑)
それはさておき。
これは、女子短大生の駒子が、以前に仲良くなったわりにそれほど近づけていない、微妙な関係の男性、瀬尾さんに対して、「謎」を提供するものだ。
過去の2作で、二人は近づいたらしい(読んでないので・・・)。
そして彼女が彼に「謎」を提供することで、彼女に興味をもってもらおうとするのだ。
彼女は、彼に手紙の束を渡す。それがどういう意味を持っているのか、については深いことは何もいわないで。
瀬尾さんは、彼女の出した「謎」をどう解くのだろうか。
この本の後半は「バック・スペース」となっている。
その手紙を書かれている側からの手記だ。 正確に言えば、それだけではない。だが、そこは読んでもらうしかないだろう。
スペース。
行間。 宇宙。
書かれていないことが、大事なこともある。
そう。それが謎になる。
お勧め度:☆☆☆☆ これ単独でも十分楽しめます。
東京創元社 2004-05-31
http://tinyurl.com/c4n29
先日は新聞休刊日のため、通常読んでいる日経新聞が無かった。
そのため、あとまわしにしていた加納朋子「スペース」を鞄に入れて出かけた。
開いて、いきなり思い出した。あ、そうだった。だから後回しにしたんだっけ・・・(^_^;)
「・・・本作品は・・・シリーズ3作目にあたります。・・・できましたら「スペース」単体ではなく、「ななつのこ」「魔法飛行」と順番に読んでいただけたらなあ・・・」
しかし、他に読むものも無いので、仕方なく(笑)読みはじめた。
すると・・・面白い。一冊だけでも十分面白いのだ。
乗り換えた電車で座り、本に没頭した。
ふと、顔を上げた。駅名がみえる。もうすぐかな・・・と思ったら、「○場」という文字が見えた!
・・・ヽ(。_゜)ノ へっ?
この駅名を見るのは・・・何年ぶりだろう!
何となんと・・・
降りるはずの駅から、4つも先だったのだあ~!
一駅くらいならわかるけど、ここまでとは・・・久々に遅刻してしまった。
昔、違う路線で4つ先の駅まで寝過ごした時以来だ・・・
皆さん、出勤中の読書は、ほどほどに!(笑)
それはさておき。
これは、女子短大生の駒子が、以前に仲良くなったわりにそれほど近づけていない、微妙な関係の男性、瀬尾さんに対して、「謎」を提供するものだ。
過去の2作で、二人は近づいたらしい(読んでないので・・・)。
そして彼女が彼に「謎」を提供することで、彼女に興味をもってもらおうとするのだ。
彼女は、彼に手紙の束を渡す。それがどういう意味を持っているのか、については深いことは何もいわないで。
瀬尾さんは、彼女の出した「謎」をどう解くのだろうか。
この本の後半は「バック・スペース」となっている。
その手紙を書かれている側からの手記だ。 正確に言えば、それだけではない。だが、そこは読んでもらうしかないだろう。
スペース。
行間。 宇宙。
書かれていないことが、大事なこともある。
そう。それが謎になる。
お勧め度:☆☆☆☆ これ単独でも十分楽しめます。
by moon99999
| 2005-08-11 13:30
| 推理小説系