読んだ本について感想を述べたり述べなかったり・・・書評・コネタ連動メルマガも登録宜しくお願いします。 「濫読ひで」より


by moon99999
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

カテゴリ:ホラー系( 5 )

コールドゲーム

4062114569
コールドゲーム  荻原 浩
講談社 2002-09
http://tinyurl.com/8oj8d

高校生の光也は、あることに気づいた。中学の同級生にいろいろなことが起こっているのだ。
それを追いかけていくと、昔の同級生の名前がうかびあがってきた。

昔、クラスの大部分で「いじめ」をしていた、その男の子、廣吉だ。

More
[PR]
by moon99999 | 2005-05-11 23:51 | ホラー系

黒い家

黒い家 貴志 祐介
角川書店 1998-12
http://tinyurl.com/4d9nm

新進気鋭の作者のデビュー作。第4回日本ホラー小説大賞受賞。
手にとって読み始めたときには、推理小説だと思っていた。 後半になってホラーになっていく。
だが、特に超常現象が起きるわけではない。日常にひそむ人間の狂気を描いていくものだからだ。


主人公の若槻慎二は、保険会社に勤務している。
いまは京都にいて、いろいろな来客に対応している。 ある日、彼は奇妙な電話を取った。自殺では保険金が払われるのか、ということを聞いてきた。

それからほどなく、若槻は客の家に呼ばれて行った。そして、その家で彼は死体を発見することになった・・・そしてその後、彼のところにはいろいろな事件が起こり始める。

作者の描く保険会社の内幕は詳細かつ正確だ。
保険の逆選択の話など、業界には常識だろうが、一般人にはあまり知られていないような(あるいは気づいていないような)ことだ。
請求のプロセスなども、知らないと(あるいはよほど深く調べないと)かけないようなことが多く記されており、これによってストーリーのリアリティが増している。

推理小説かと思うと、「犯人」が比較的早いうちに判明する。そこにあれ?と思うと、そこからホラーへと変わっていく。

デビュー作で大賞というのもうなずける。非常によくできた作品だし、登場人物にもしっかりと救いを与えている。

保険について考えながら読むのも悪くないかもしれない。

お勧め度: ☆☆☆☆   あんな体験はしたくないです(笑)



ブログランキング参加中!クリック願います。

[PR]
by moon99999 | 2005-03-22 00:17 | ホラー系

クリスマスローズの殺人
柴田 よしき (著)
原書房 (2003/12)
http://tinyurl.com/6kjme

柴田よしきはタイトルだけでは内容がわからない。

なんとこれは吸血鬼の話だ。
しかもシリーズものである。

「Vヴィレッジの殺人」 ( 祥伝社文庫)
を読んでおかなければならない。

いちおう作者は設定を書いてあるが、読まなかった私は、それだけでは咀嚼しきれない。

半分ホラーともいえるがそれだけでもない。
結末もちょっと中途半端というか納得がいかなかった。

とりあえず「Vヴィレッジの殺人」を読んでから取り組むべき本だと思う。

お勧め度:☆☆☆  正統派ではないです。
[PR]
by moon99999 | 2005-01-04 00:25 | ホラー系

狂骨の夢

狂骨の夢 京極夏彦 講談社文庫 
http://qrl.jp/?152276


京極夏彦の作品。

京極夏彦はホラー小説というよりは伝奇小説というべきなのだろうか。
主人公の京極堂は古書店主であり、神主でもあり、探偵でもある。

今回の謎は、夢から始まる。
見たこともないような光景だが見たことがあるような壮絶な光景。
骸骨を本尊とする宗教などありうるのか?
女性が自分でない人格の記憶を持っている。それはいったいなぜか。
夫がいないうちに、別れた昔の夫がやってくる。彼女はその男の首を切る。それなのにまた男が現れる・・・

結局それを解き明かすのは京極堂の知恵と知識と推理になる。

すべてに理屈がつくわけでもない。また、説明に無理がある点もある。だがそれを補って余りあるのが筆者の筆力と豊富な知識・資料に裏打ちされた厳密な描写だ。

一瞬長さにたじろいでしまうが、スムーズに読み進めてしまう。
常連のメンバーがちょっと多すぎるような気はするが、それぞれ味を出している。

面白い怪奇推理小説といえよう。
[PR]
by moon99999 | 2004-11-21 22:33 | ホラー系

好きよ

好きよ好きよ
柴田 よしき (著) 双葉社 2002年8月
http://qrl.jp/?153788


私は個人的には怖がりなのでホラーは好きではない。
だが柴田よしき、という作家だけで選んだので、この本を読むことになってしまった。

柴田よしき、は推理小説も書くし、SFも書く。そしてこれはホラーだったのだ・・・気づかず読んだ私にも問題がある。当たり前だが。

途中まで読み進めるまで、これがホラーだと気づかず、普通の推理小説かと思ってしまった。推理小説なら結末で犯人がわかる。
だがこれは・・・あくまで超常現象が支配する世界だったので、島やイチョウの木に隠された秘密がわかっても、それが「なぜ」起こったのか。敵はいったい何者なのか(宇宙からの侵略者?)などはさっぱりわからない。

それでも読ませてしまうのは作者の力量だ。
ホラーだが、非常に楽しませてもらった。

何が起こっているのか?というのの興味にひきこまれていくうちにどんどんストーリーが進む。 面白くて一気呵成に読めてしまう(ただし長いので一日では私にはむりだったが)。

なぜ「好きよ」という言葉を残して彼女は自殺したのか。
誰のことを好きだったのか。

最後になぞはすべて明かされ・・・ない。

怖くないホラー、というか超常現象が出てくる推理小説、と思えばいいのかもしれない。
女性にお勧めかも。
[PR]
by moon99999 | 2004-11-16 00:59 | ホラー系