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by moon99999
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<   2005年 03月 ( 36 )   > この月の画像一覧

監督不行届

監督不行届 安野モヨコ
祥伝社 2005-02-08
http://tinyurl.com/4znwa

安野モヨコ
といえば、「花とみつばち」で、モテナイ男をてってーてきにいたぶった一方、少女まんがもこなし、最近は青年誌に進出し、「さくらん」というおいらん漫画や、サラリーマンに人気の「働きマン」などを書いている人気女流マンガ家である。
彼女の描く女性はなかなかいろっぽい。目に特徴がある。

庵野秀明
 という名前を聞いたことがある人も多いだろう。
彼は、社会現象をまきおこした「新世紀エヴァンゲリオン」の総監督だ。
(先日のBSマンガ夜話でもとりあげられていた)

この二人が、結婚した。(私はこの本が出るまでそれを知らなかった。)
そして、「ロンパース」(モヨコ)が、「カントク」の影響で、どんどんオタクの嫁として成長(笑)していくのをコミカルに描いたコミックが、この作品だ。

もはや伝説となった「帰ってきたウルトラマン」という自主制作映画を作ったこのカントク、日常生活そのものがオタクなのだ。
歌を歌えばアニメソング。 夜は徹夜で「イデオン」一気鑑賞。 昼間は仮面ライダーのロケ地へ散歩。  それもすごいが、それについていっている「オタヨメ」ロンパースもすごい。
実は彼女もおたくだったのだ・・・

まずは諸星大二郎全巻制覇、には笑える・・・(一部の人のみですが)

この夫婦の、コミカルながらも愛情あふれる生活を描いたこのマンガ、オタクに興味ある人(そんなのいるのか?)は必見の作品といえる。 あふれる愛を感じるだろう。

そして、安野モヨコの絵が、こんなふうにいいかげんにもなるんだ、というのもまた面白い発見だと思う。

お勧め度: ☆☆☆☆  オタクに興味ない人には勧めません。興味ある人は必見!



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by moon99999 | 2005-03-30 00:13 | コミック

究極の目覚まし時計






目覚まし時計が鳴っても、また止めて寝るという経験をしたことがある人は多いと思う。
それに対応できる究極の目覚ましが発明された!しかも天下のMIT(米国ボストンにある、マサチューセッツ工科大学)から、というからすごい。

Snooze button addicts defeated by runaway clock

If you have an unhealthy addiction to the snooze button on your alarm clock, you may appreciate the latest invention from MIT's Media Lab. Clocky is an alarm with an ingenious method for rousing even the most dedicated morning dozer. After you hit the snooze button, the contraption rolls off the bedside table and zooms away on a set of wheels to some other part of the room, finding a new hiding place every day. When the alarm sounds again, simply finding Clocky ought to be strenuous enough to prevent even the doziest owner from going back to sleep.

って、翻訳もちゃんとあります(じゃあそっちを出せよ)

[ロンドン 22日 ロイター] 朝、ベッドからなかなか出れない?米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究室は、繰り返し目覚まし時計のアラームボタンを押す、ネボスケでさえベッドから起きざるを得ない「クロッキー」なる目覚まし時計を発明した。

科学誌「ニューサイエンティスト」が22日に明らかにしたところによると、2つの車輪を持つクロッキーは目覚ましのボタンが押されると、テーブルから降りて、別の部屋に走っていってしまう。

そして「どんなネボスケも眠れないほど大きなアラーム音を出す」んだって。


翻訳は意訳のところもある。
とにかく、一度止めたら逃げる目覚ましなんだそうだ。
役だつかもしれないな~~

でも、部屋が散らかっていたら、その辺のゴミでつかまってしまってだめかも・・・あ、うちの部屋じゃあ使えないや(笑)

でも、どんな走り方をするのか見てみたい。Dr.スランプにでてくる時計とか、美女と野獣の時計のように、手足が生えて走るのだと面白いんだけど・・・車輪だからそうでないだろうな。


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MITが発明した究極の目覚まし時計
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by moon99999 | 2005-03-29 23:39 | コネタ
八丈島のきょん!


このタイトルで何だかわかる人は、私と同世代に近い男性であろう。
もちろんそれ以外でも知っている人はいるだろうが・・・。
キョン、というのは八丈島から台湾、中国に生息する、とても臆病な小型のシカのことだ。

だが、「八丈島のきょん」と言えば、思い出されるのは、

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by moon99999 | 2005-03-29 11:21 | コネタ

撃つ薔薇

撃つ薔薇―AD2023涼子 大沢 在昌
光文社(文庫) 2001-10
http://tinyurl.com/5zdjx

大沢在昌の近未来小説。
2023年。 涼子は、警察所属の麻薬の潜入捜査官として、新しい過去を手に入れて、麻薬の取引グループに潜入した。
そのときには、暴力団は消滅し、すべて会社組織にかわっている。その一方、国際化がすすみ、外人だけの「会社」の活動も盛んである。

涼子はもともと優秀な警察の人間だったが、心に傷を持っている。
美貌を持ち、頭が切れる女。組織のなかで、たちまち頭角を現した。
そこへ現れたのが、龍という謎の男。 
果たして、敵か味方か。
麻薬の製造元はどこなのか。
涼子は組織の中枢へと迫っていく・・・。


エンターテインメント性が強い大沢在昌だけに、この作品もサービスがいい。
涼子は、スーパーレディだ。
だが、龍は彼女の弱点を的確に指摘する。

美人であることに対するコンプレックス。
他人と違う、ということは、いいことでもあるがストレスフルでもあるのだ、と。


近未来といってもSF色はあまりない。
少しだけ設定が現在と違うだけだ。
国際色がゆたかになれば犯罪もそうなる。
当たり前といえば当たり前なのだろう。

麻薬の取引といっても、今回は中毒者はほとんど出てこない。
そのため、これが麻薬でなくて違うものだったとしてもそれほど設定には無理がなかったかもしれない。ただ、密輸が犯罪になる、という意味ではやはり麻薬が一番扱いやすいテーマだともいえるので、それに文句はない。

涼子の活躍を楽しめばいい。

お勧め度:☆☆☆ 1/2 こんな女性には、うかつには近寄れない・・・


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by moon99999 | 2005-03-27 11:09 | エンターテインメント系

なかよし小鳩組

なかよし小鳩組 荻原浩
集英社(文庫)  2003-03
http://tinyurl.com/4bdcf

荻原浩の初期の作品。
つぶれそうな広告会社にやっと来た依頼は、なんとヤクザのCI(コーポレート・アイデンティティ)の仕事だった。
断れないその仕事に奔走する広告マンの杉山。 いい加減な社長の石井や、ヤクザの河田などに翻弄されながら、杉山は仕事を続ける。TV広告のかわりに見つけたものに向け、杉山は文字通りひた走る。娘にも自分の姿を見せることが大事だと信じて・・・

小鳩組、というのはヤクザの組の名前だ。 この可愛い名前がなぜか、というと、親分が小鳩という苗字だからだ。 
なかよし、というのは途中で出てくるイベント関連だ。

萩原浩の本を見ていて思うのは、主人公の多くが自分をしっかり持っているようでいて迷いがある、ということだ。
だが、主人公の周りがもっといい加減であることを肌で感じて、その結果、自分の信じるところに向かって進んでいく、という感じだ。

読者に、さわやかな笑いと涙を与える、いい作品を書くと思う。
もちろんそれだけではない、というのは先日の「明日の記憶」でも見せてくれている。

いまのところ、期待を裏切らない作家だと思う。

お勧め度:☆☆☆☆   娘よ、父の姿を見よ!




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by moon99999 | 2005-03-27 10:50 | エンターテインメント系
今はどうだか知らないが、十数年前のイギリスでは、自動販売機はあまり発達していなかった。
ただ、パブには必ずあるものがあった。それは、タバコの自動販売機だ。

だが、問題は、その機械はかなりプリミティブなものだったのだ。
あまり精巧ではなく、おつりなど出せるようなものではなかった。

イギリスの通貨、ポンド。 これは、ドルとは違い、1ポンドでもコインになっている。
1ポンドでその当時180円くらいであった。
タバコの値段は比較的高かったと思う。税金が高いからだ。

さて、自動販売機でタバコを売っているのはいいが、そのうち値上げが起こった。
そうすると、端数を自動販売機は処理できない。
どうするのか?

なんと、タバコの本数を減らしたのだ!
つまり、値上げへの対応策として、価格を上げるのではなく、本数を減らすことで、同じ定価を保ったのだ。

コロンブスの卵ともいえるし、え~そんなんでいいのか?という反応もあるだろう。

そして、ものによっては、本数を減らしても対応できないようなものがある。
その場合にはどうするのか?おつりは機械では対応できない・・・はずだ。

だが、賢いイギリス人は、そのおつり問題をしっかり乗り越えた。
その対応方法もコロンブスの卵、ともいえる。

どうしたのか?


なんと、タバコに、セロテープでおつりを貼り付けたのだ!
手間がかかる対応策だが、機械を変えるよりは楽なんだろう。

昔のものを大事にするイギリスだから、もしかしたら今もこの対応方法をとっているかもしれない。



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by moon99999 | 2005-03-24 00:19 | ランダムウォーク
アメリカの小銭両替機の記事を見て、本当にそのとおりだ!と思った。
スーパーとかに、小銭の両替機がおいてある。ところが、その両替機、なんと手数料を取るのだ!日本だと、両替は原則無料だがアメリカではそうではない。
この記事でとりあげられた機械では8.9%だそうだが、まあそんなものだろう。
ただ、正確に計算できないのは問題だよな(笑)。

ペニー、つまり一円玉みたいなのはアメリカではあまりまともなお金扱いされない。
スーパーのレジのところにはペニーがあって、端数が足りないときなんかはそこから1-2枚取っていい、ということになっているところも多い。
だから、まとめてペニーをもっていっても銀行などは受け取ってくれないのだ!

そんな・・・と思うかもしれないがそうなのだ。
では、ペニーを集めてしまったらどうするのか?
スーパーなどで、コインをまとめていれる筒が売っている。
それに同じコインを入れて、一本を作れば、銀行はそれを受け取ってくれる。

客にそこまで要求するのか!と思うが、それがアメリカだといえばそれまでだ。
アメリカ人はまともにお札の勘定もできないしね。

でも、札勘ができたとしても、結局客が信用しないと思う。
お札を勘定するときには、一枚一枚横にどけて、客と銀行員が一緒に勘定するのだ!

というわけで、アメリカでは小銭を集めたとしても、換金するのは簡単じゃない、というのがあまり知られていない結論だ。

数え間違う!?…米のとほほな小銭両替機 http://tinyurl.com/5dgs9
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by moon99999 | 2005-03-24 00:08 | コネタ

恋愛函数

恋愛函数 北川 歩実
光文社 2005-02-23
http://tinyurl.com/5pz4j

相性占いというのは昔からある。
いいものであれば信じればいいし、そうでなければ忘れればいい。
結婚相談所で相性を見るためにそういうプログラムを使う。それもいいだろう。
しかし、それがエスカレートしすぎるとどうなるのか。

結婚相談サービスの「売り」がGP値といわれるプログラムだった。ところが、それで出てきた相性が非常にいいはずのカップルにトラブルが起きた。
殺人事件が発生したのだ。
そして、作家の貫井は、一連の事件にまきこまれていく・・・

「恋愛函数」というのは、このGP値のことだ。
グラフィック・フェロモン。 あるパターンに対して反応する人間の本能。それがお互いに一致するときに、相性が上がる、という説明がされる。
そのGPが高いカップルに連続して事件がおき、それぞれ関係者の行動が錯綜していく。
それにより、真相がなかなか明らかにならない。

じっくり読みこんで、関係者の動きなどを把握していかないと、読者が推理することは難しいだろう。

最終的に作者が与えた解決は、それほど明快ではなかった。
もう少し明快な真相が明らかになると期待したのだが、ちょっと残念だった。

お勧め度:☆☆☆1/2 じっくり、メモをとって考えながら読んでください。



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by moon99999 | 2005-03-23 23:51 | 推理小説系

作家へのメールとブログ

柴田よしきさんの日記がブログでアップされはじめた。
サイト自体は自分のサイト(http://www.shibatay.com/)なのだが。
そのうちの日記が、ライブドアブログでも文面がアップされはじめているのだ。

日記(ブログ)の中に、ファンからのメールについての話があった。
あまりにフレンドリー過ぎて礼を逸しているものなどもある、とのこと。
もちろんそれには単純なスパムメールもあるのだろうが、読者でもそういう人はたぶんいるのだと思う。

久美沙織の「コバルト風雲録」にもそういう話が出てくる。彼女がコバルトで書いていた頃の読者はどんどん傲慢になっていく、という部分だ。

ただし、昔は作家に手紙を書く(ファンレターなど)というのは大変な勇気が必要だったと思う。それが、いまはこうやってPCでメールを書いたり、はてはこの記事のように、相手の日記にトラックバックまでできてしまう。

読者と作家との距離はやはり縮まっているだろう。それを作家がどう思うかは、また別の問題だが。

そういえば私も某作家と漫画家にメールの返事をいただいたことがあったっけ。
どちらも女性であったのは偶然だろうか。それとも、やはり女性のほうがまめなのかな。

あ・・・このブログでも柴田よしきの本はいくつか紹介しているが、あまりいい評価でないものもあったっけ。まあ、いいか。観覧車はお勧め!としていることだし。早く続編書いてください。

(柴田先生、これ読んでも怒らないでいただければ幸いです・・・遅いか)

ちなみに、柴田よしきサイトには、聖月さんやトラキチさんのHPが紹介されていた。
さすがだなあ。

と、なんだか読む人を意識した独り言になってしまった。ちょっと調子狂うなあ。
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by moon99999 | 2005-03-22 23:37 | 本にかかわる話

黒い家

黒い家 貴志 祐介
角川書店 1998-12
http://tinyurl.com/4d9nm

新進気鋭の作者のデビュー作。第4回日本ホラー小説大賞受賞。
手にとって読み始めたときには、推理小説だと思っていた。 後半になってホラーになっていく。
だが、特に超常現象が起きるわけではない。日常にひそむ人間の狂気を描いていくものだからだ。


主人公の若槻慎二は、保険会社に勤務している。
いまは京都にいて、いろいろな来客に対応している。 ある日、彼は奇妙な電話を取った。自殺では保険金が払われるのか、ということを聞いてきた。

それからほどなく、若槻は客の家に呼ばれて行った。そして、その家で彼は死体を発見することになった・・・そしてその後、彼のところにはいろいろな事件が起こり始める。

作者の描く保険会社の内幕は詳細かつ正確だ。
保険の逆選択の話など、業界には常識だろうが、一般人にはあまり知られていないような(あるいは気づいていないような)ことだ。
請求のプロセスなども、知らないと(あるいはよほど深く調べないと)かけないようなことが多く記されており、これによってストーリーのリアリティが増している。

推理小説かと思うと、「犯人」が比較的早いうちに判明する。そこにあれ?と思うと、そこからホラーへと変わっていく。

デビュー作で大賞というのもうなずける。非常によくできた作品だし、登場人物にもしっかりと救いを与えている。

保険について考えながら読むのも悪くないかもしれない。

お勧め度: ☆☆☆☆   あんな体験はしたくないです(笑)



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by moon99999 | 2005-03-22 00:17 | ホラー系