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by moon99999
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そんなに大仰にかまえる話ではないのだが・・・

先日、ひさしぶりに岡田斗司夫の「東大オタク学講座」を読んだ。
その中の、村上隆の部分を読んで感じたこと。

「芸術には、アーティストとプロモーターと受けてがいる」ということだ。
受け手とはコンシューマーともクライアントとも言えるだろう。

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by moon99999 | 2005-07-31 21:41 | ランダムウォーク

古道具 中野商店

410441204X古道具 中野商店    川上 弘美
新潮社 2005-04-01

http://tinyurl.com/c6hr4


中野商店、というのは中野さんのお店だ。
このお店は、古道具屋であって、骨董屋ではない。
そんなに価値がなくても、なぜか愛される、買ってもらえるような古道具を並べている。

ここでは、流れる時間だってゆっくりだ。

店主の中野さんは、鷹揚で、のんびりしている。でも女性にはなぜかもてるみたいだ。
ヒトミさん(「わたし」)は普通にバイトをしている。
そしてもう一人のバイト、タケオとともに働いている。
ときどき中野さんの姉のマサヨさんがやってきたり、中野さんの「彼女」がやってくることもある。(中野さんには奥さんもいるらしい。登場はしないのだが・・・)

基本的に、古道具屋に来る人たち、というのは世間の忙しい時間とは少し違う時間を生きているような人たちだ。

だが、悪人はいない。
というか、この本には、悪い人は、直接はまったく出てこないのだ。

中野商店にはいろいろながらくたが持ち込まれる。時には高価なものも。だがたいていいわく付ではある。
あるいは、まったく価値がつかないであろうようなものも。

わたし、はなぜかタケオが気になる。 でも、本当に好きなのかどうかだってわからない。
タケオがどう考えているのかも。距離をとる方法がわからずに不器用に悩んでいる。

中野さんは商売っ気はそれほどない。
お店は細々と続いているのだ。
そして、流れる時間もゆったりしている。

だが、その中で、人は、確実に変わっていく。
過去は過去のものとなっていく。
そして思い出に。

悠久の時が流れるような中野商店にも、変化はあるのだ。そしてそこで働く人たちにも・・・。

静かに時がながれる中野商店、あなたもぜひたずねて見てください。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 ゆったりした時間の流れを味わってください。
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by moon99999 | 2005-07-31 18:26 | 文学系

北極海へ

4167269090北極海へ 野田 知佑
文芸春秋 (文庫) 1995-11

http://tinyurl.com/cvoeh


この本は、カヌーイストの野田知佑氏による、カナダのマッケンジー川を下って北極海へ抜けていくカヌー紀行である。 野田氏はこれが始めてのカナダの川であった。

この本の冒険(あえてこう言おう)がなされたのは、なんと1984年だ。今からすでに20年以上が経っている。
野田氏はこのときは離婚後ではあったが、カヌー犬、ガクを伴ってはいなかった。
(この後、野田氏はユーコンをガクと漂流したりいろいろしている。)

一人のカナダがいった。 「この国はカヌーによってできた国なんだ。開拓者がカヌーに乗って奥へ奥へと入り込み、現在の町や村になった。ついこの間まで、カヌーがなければカナダでは何もできなかったんだ。」

だから野田氏はあちこちで歓待されていた。

野田氏のカヌーはこのときは日本製のファルトボート(折りたたみ式カヌー)。だがその性能の悪さに彼は悩まされる。 のちに彼は外国製のカヌーに乗り換えるのだが、さもありなん、といえるだろう。

カヌーでの旅は孤独なようだが、必ずしもそうではない。同じようなカヌーの連中と一緒に下ることもあれば、途中の町で何日も過ごすこともある。

たまにはロマンスだtってある、かもしれない。

ただ、いずれにしても精神的、肉体的両方にタフである必要があることだけは確かだ。
孤独に耐えることもそうだし、逆境であきらめないことは絶対条件だ。そうでなければ死んでしまうから。


この本はストイックなだけのカヌー紀行ではない。のんびりしながら、人々とふれあい、自然を楽しむ。そういう物語なのだ。

20年経った。彼はいまでもカヌーに乗っている。 そういう人生を楽しんでいる。人生の達人、なのだろう。日本の自然は失われていっているが、だがそれでもまだ少しは残っている。
野田氏は現在は四万十川のそばで犬と暮らしている。 そして夏は子どもたちにカヌーを教え、また自らどこかへ出かけていくのだ。
男のロマン、だなあ。

お勧め度: ☆☆☆ 野田氏のエッセイをお好きなかたに。 ただし、ガクは出てきません。
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by moon99999 | 2005-07-30 18:13 | エッセイ
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日本国債〈上〉(下) 改訂最新版 幸田 真音

講談社 2003-11

http://tinyurl.com/bz7s2
http://tinyurl.com/7zute

日本という国は借金漬けである。その借金をどうやってするか。国が債券を発行し、それを市場で売却することによって資金調達がされている。
それが日本国債である。

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by moon99999 | 2005-07-30 17:53 | ビジネス小説
4535554609「大買収時代」のファイナンス入門―ライブドアvs.フジテレビに学ぶ 滝川 好夫
日本評論社 2005-06

http://tinyurl.com/e4pmy

このタイミングで出るような本だから、どうでもいいようなあやかり本かと思って手に取った。
ところが、意外なことに、結構ちゃんとした本であることに驚いた。

おそらく新聞や雑誌などに寄稿していたのだろう。ほぼ時系列に、その時点その時点で外部の人間の考察できるような項目が網羅されている。

そのため、あとから読むと、ちょっとあれ、というところもあることはある。 「今後どうなるか見守りたい」とあってもどうなるかの結末までその本の後のほうに書いているのだ。

筆者は神戸大学の教授だ。
この本は実はファイナンスの入門書としてもある程度は機能しうる。
いや、副読本と言うべきか。

実際、ライブドアを題材にして、CAPMの話やWACCの話が説明される。
・・・と思って、またびっくり。
よく見ると、見出しだけはライブドア、フジテレビという名前を使いながら、実際に出ている数字は全然リアル・フィギュアではなくて架空のものなのだ。
あるいはグロービスの教材の数字だった。

もちろんこの薄い本の中での話なので、どうやってCAPM (Capital Asset Pricing Model)やらWACC(Weighted Average Cost of Capital) 、NPVなどの計算ができるか、というくらいにとどまっているのだが、本当の数字を使った議論をしたのであれば、少なくともブリアリー・マイヤースの本などで机上の空論をするよりはずっと面白いものになるはずであった。

とにかく、前半は法的な問題が中心であり、後半はファイナンス理論の問題が中心となる。それが全体的にライブドア事件を題材にしてリアルな問題として語られる・・・ように見えてやはり後半の数字は仮想のものだった。

アナリスト試験やCFPなどの勉強で頭が疲れた人たちに対しての気分転換の書としてもお勧めだといえる。

だが、タイトルのフジテレビだのライブドアなどははっきりいって後半は羊頭狗肉だ。

おそらく、後半は前に作ってあって、それにライブドアの話でどこかに寄稿したペーパーをまとめて前半jにしたうえで、その後半の見出しとかの一部にライブドアとかフジテレビという名前を入れてお茶をにごしたのだろう。

これだけで理論を全部理解することは到底不可能ではあるが、その理論への興味をひかせる道筋をつける題材としては、お勧めともなりうる。ただ、その際、リアルなバリュエーションが提示されていると思うとがっかりする可能性もあるのでご注意。

お勧め度: 専門書のため差し控え
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by moon99999 | 2005-07-30 17:43 | 実用書
タイトルからしてすごいよな~と思う。

ライブドアのニュースからだが。

http://tinyurl.com/8rdd5

今回紹介するのは、なんと「携帯で蚊を撃退!」ってネタです。ネタ元は韓国の携帯電話キャリアで有名なSK Telecom(SKT)。同社が提供する携帯電話コンテンツサービス「NATE」にて、この「蚊が撃退できる」アプリがダウンロードできるんだとか。

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by moon99999 | 2005-07-30 09:35 | コネタ
ライブドアニュースにこんな記事があった。
「いま「おたく」がなぜかモテモテ=米シカゴ」
http://tinyurl.com/7jdsv

で、よく見るとこうある。

「シカゴの若者の間では、「nerd」「geek」「dork」(いずれも「おたく」の意味)と呼ばれることが、今や「cool」(かっこいい)だということだ。」

OTAKUとかOtakkieという単語ではないんだ。なあんだ。
ちなみに、nerd っていうと、ひとりでコンピューターをいじってる変人、って感じで、代表はビルゲイツ。geekは嫌な奴、って感じ。 ジャイアンの性格の悪いのみたいかな(どんなんだ)。

Dorkってのはあまり聞かないんだけど・・・オタクなんだろう(笑)

ただいえるのは、アメリカでは「Hentai」というのがある程度認知されているって事だ。
だが・・・
以前メールにこんな署名をしているやつがいた。

I am HENTAI-NO-KAMISAMA だって。 HENTAIってのはなんだか違う意味で使われているようだ・・・

ま、日本で「マンション」っていっても海外じゃあ通じないんだから似たようなもんかな(笑)。

(英語のマンション、ってのは大邸宅って意味で、まあ30部屋くらいある豪邸の意味です)
 
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by moon99999 | 2005-07-20 23:26 | コネタ

ハッピーターンの不思議

ハッピーターンというお菓子を知っているだろうか?
亀田製菓の、普通のお菓子だ。
洋風せんべいのようなものなのだが。

これは結構昔からある。
そして、わが家では、このお菓子は、恐れられた存在だった。
なぜか?

袋をあけて、気が付いてみると、その残骸だけが残っているからだ。
すなわち、いつの間にか、沢山食べてしまっているのだ。
特に、お茶と一緒のときはあっという間になくなってしまう。

私は亀田の回し者でもなんでもない。だが、このハッピーターンの恐ろしさ(笑)は、食べた人間にしかわからないだろう。

そのハッピーターン、実はどんどん進化しているらしい。
エキサイトの記事によれば、あれは「ばあちゃんの魅惑菓子」という人もいれば、「合法的麻薬」とまで言う人もいたらしい。 まあ後者には納得する。

エキサイトの記事・その1はこちら http://tinyurl.com/87t6a

発売されたのは何と77年だそうで、もう30年近い歴史を誇っているのだ。読者の中には、ハッピーターンよりも若いかたもいるだろう(笑)。

ちなみに、「異常にハマるあの「粉」。いったい何で作られてるのかというと、「砂糖などの甘味と大豆やコーンなどの野菜のうまみを含んでます」。」 だそうだ。

これは食べてみないとわからないだろう。あの微妙な甘味。なんだかだしが利いたような味でもある。とくにお茶を飲みながら食べると口の中で味わいがまた広がる。

近所のコンビ二とかでも売っているだろうから、興味のある向きは食べてみることをお勧めする。

さて、このハッピーターンにはまったエキサイトの記者が、オリジナルレシピに挑戦したらしい。

エキサイトの記事 その2: http://tinyurl.com/cargr

「ハピマヨトースト」やら「ハピふりかけ」、お次は「ハピサラダ」などなど、レシピのオンパレードだ。 努力は多とするが、あまりおいしそうな気がしない。

やはり、ハッピーターンはお茶と一緒に食べること。それが一番じゃないかなあ・・・

ハッピーターンを知らない人、それから興味ない人、ごめんなさい。
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by moon99999 | 2005-07-19 00:06 | コネタ

その時は彼によろしく

4093861382そのときは彼によろしく 市川 拓司
小学館 2004-03-31




恋愛小説のよしあしを語るときに
1)表現のよしあし
2)設定
3)ストーリー
4)結末

などを見て考える人は多いと思う。

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by moon99999 | 2005-07-17 23:59 | 恋愛小説

生首に聞いてみろ

4048734741生首に聞いてみろ
法月 綸太郎
角川書店 2004-09

http://tinyurl.com/bbck6

2005年版宝島社「このミステリーがすごい!」の第一位に選ばれた作品だ。

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by moon99999 | 2005-07-17 23:43 | 推理小説系