読んだ本について感想を述べたり述べなかったり・・・書評・コネタ連動メルマガも登録宜しくお願いします。 「濫読ひで」より


by moon99999
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

狂骨の夢

狂骨の夢 京極夏彦 講談社文庫 
http://qrl.jp/?152276


京極夏彦の作品。

京極夏彦はホラー小説というよりは伝奇小説というべきなのだろうか。
主人公の京極堂は古書店主であり、神主でもあり、探偵でもある。

今回の謎は、夢から始まる。
見たこともないような光景だが見たことがあるような壮絶な光景。
骸骨を本尊とする宗教などありうるのか?
女性が自分でない人格の記憶を持っている。それはいったいなぜか。
夫がいないうちに、別れた昔の夫がやってくる。彼女はその男の首を切る。それなのにまた男が現れる・・・

結局それを解き明かすのは京極堂の知恵と知識と推理になる。

すべてに理屈がつくわけでもない。また、説明に無理がある点もある。だがそれを補って余りあるのが筆者の筆力と豊富な知識・資料に裏打ちされた厳密な描写だ。

一瞬長さにたじろいでしまうが、スムーズに読み進めてしまう。
常連のメンバーがちょっと多すぎるような気はするが、それぞれ味を出している。

面白い怪奇推理小説といえよう。
[PR]
by moon99999 | 2004-11-21 22:33 | ホラー系