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by moon99999
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散る。アウト

散る。アウト   盛田隆二
毎日新聞社 2004-10
http://tinyurl.com/6cj4g

書評で紹介されていたので、読むことにした。

耕平は、元は妻子ある普通のサラリーマンだったが、商品先物に手を出し、あっという間に破滅。離婚し、サラ金から逃げてホームレスになっている。
公園で彼は仕事を提供されることになった。
国際結婚ビジネスだ。 中国人と偽装結婚のはずが、彼が行った場所はモンゴルだった。
そこで、彼を連れて行った日本人の組織の人間が殺され、彼は花嫁のダワと逃げることになる。 ダワはロシア人だった・・・
舞台はモンゴルからシベリア鉄道へ。 そしてまた・・・

中国人との偽装結婚はよくある話だが、モンゴル、というのは新しい。とくにモンゴルの現地の話がかなり出てくる、ということは、作者はちゃんと現地の取材をしたのだろう。

だが、モンゴル、シベリア鉄道、フィリピンなど、多くの場所がある。そべて取材旅行で行ったのだろうか?

冒険というか、迫りくる危機への対応が迫られるのはお約束ともいえるだろう。
ただし、飛行機で会った女性との関係が、もう少しストーリーの伏線として働いて欲しいと思った。
そして、結末はどうなのか。
タイトルの「散る。アウト」ということを示しているのだろうか。
「自分の家の庭で見つからないものは、どこへ行っても見つからない。」という水上の言葉は、何を暗示しているのか。いないのか。

解釈がわかれる結末だと思う。まるで、「あしたのジョー」の結末のように・・・

読んだ方は、結末についてのご意見、ぜひお聞かせください。
議論したいのです。お待ちしています。 (メールでもコメントでもかまいません)

お勧め度:☆☆☆☆  テンポよく話が進みます。 ただ、最後のほうは、ちょっと駆け足です。




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by moon99999 | 2005-01-23 23:57 | エンターテインメント系