読んだ本について感想を述べたり述べなかったり・・・書評・コネタ連動メルマガも登録宜しくお願いします。 「濫読ひで」より


by moon99999
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28

チルドレン


チルドレン 伊坂 幸太郎
講談社 2004-05-21
http://tinyurl.com/9k6dx

友人たちの視点で、いくつかの事件が描かれていく。
この中でもっとも個性が強いのは陣内という男だ。 自信にみちあふれ、その割りに少しずれたところもある男だ。彼は学生として、あるいは家裁の調査官として登場する。 そして陣内を軸に、友人、後輩、盲目の友人、その彼女が登場し、それぞれの視点から語っていく。

More
# by moon99999 | 2005-05-01 22:43 | 文学系

イン・ザ・プール


イン・ザ・プール 奥田 英朗
文芸春秋 2002-05

http://tinyurl.com/8tgyq

面白い。

まずはこのひと言からはじめよう。
主人公は、神経科の伊良部医師。実際の物語は、患者の視点で語られていく。
伊良部医師は、総合病院の跡取り息子のようだ。担当は神経科。

太っている。もてない。カネはあるようだ。
自意識過剰、というくらいの自信家。そしてマザコン。離婚歴あり。

More
# by moon99999 | 2005-05-01 22:29 | エンターテインメント系

魔法探偵

魔法探偵 南條 竹則
集英社 2004-12
http://tinyurl.com/82hwl

魔法探偵、というタイトルから想像できる中身とはまったく違う本だといえるだろう。
主人公「吾輩」は探偵である。
しかし、ただの探偵ではない。「猫探偵」なのだ。猫の探し屋だ。

・・・といっても、これは

More
# by moon99999 | 2005-04-30 23:51 | 文学系
葉桜の季節に君を想うということ 歌野 晶午
文芸春秋 2003-03
http://tinyurl.com/ae95a

2003年「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」第1位 ということで、前から読みたいと思っていた本だ。

冒頭からセックスの描写でおっ、と思ったりしたが、基本的には推理小説だ。
詐欺商法の犠牲者が商法に手を貸して、自ら加害者になっていく姿が描かれる。
主人公は、犠牲者の家族の女性に依頼されて、その詐欺商法の手口をあばこうと奔走する。

その一方で、自殺しようとした女性を助け、彼女に惹かれて行く。その一方で彼女と依頼者の女性との三角関係のようになっていく。

そして、主人公にも魔の手が伸びる・・・

More
# by moon99999 | 2005-04-30 23:38 | 推理小説系

砂楼に登りし者たち

砂楼に登りし者たち 獅子宮 敏彦
東京創元社 2005-04-09

http://tinyurl.com/akrxn

時は戦国の世だ。
山本勘介が武田家に仕える前に、諏訪の地にいた。そこの諏訪王姫は大きな力を持っていたが、一つの伝説があった。
「諏訪王姫は誇り高き姫にて、自らの老いた姿や、その屍を余人に見せたことが無く、死の前には忽然と消えていく」ということだ。

More
# by moon99999 | 2005-04-29 22:47 | 歴史小説系
タイトルを見て、変なこと考えた人、だめですよ!(笑)



イタリアでとんでもない法律が通ったらしい。
エキサイトによればこうなっている。
「イタリアのトリノでは、一日に少なくとも3回はペットに散歩をさせないと、飼い主には500ユーロ(6万5千円)の罰金刑を課せられる法律が議会で承認される。

More
# by moon99999 | 2005-04-27 00:42 | コネタ

外資のむしり取り?

週刊木村剛http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2005/04/post_9d10.html#moreに、「[ゴーログ]立花隆の外資陰謀論は本当に茶番ですね!」というわかりやすい記事が出ていた

内容は孫引きになるので控えるが、結局は、外資だから悪い、とか乗っ取り屋に加担するから悪い、というような単純な議論はできない、ということだけは言って置きたい。

実際、たとえばIRR20%のリターンを取ったとしても、それが悪いわけではないだろう。実際にその価値を創造したのであれば、その利益を享受するのは当然ともいえる。

ただし、税金の問題は微妙だ。 

More
# by moon99999 | 2005-04-26 00:32 | ランダムウォーク

Japan Rail Pass

ジャパンレールパスって何?というページがあるのを見て、ああ、と思った。

結構知られていないのだ、これは。
ジャパンレールパス、というのはJR乗り放題の切符だ。しかし外国人とかでないと買えないのだ。しかも日本では売っていない。

ヨーロッパ旅行するのに、ユーレイルというのがあった。これも欧州の電車乗り放題なんだが、欧州では買えないはずなのだ。 同じことだ。
ちなみにインターレールというのもあって、ユーレイルだと一等に乗れるが、インターレイルだと二等にしか乗れないのと、インターレイルは英国でも買えるのが違う。

日本でこれに近いのは何かな・・・と考えたら、いわゆる「周遊券」というものか、あるいは「青春18きっぷ」だろう。

青春18きっぷなら知っている人は多いのではないか。
ただ青春18きっぷは、普通列車にしか乗れない。急行や特急には乗れないのだ!

あ・・・もうひとつ、似たものがあった。
フルムーンパスだ。(笑)

私はフルムーンを買うにはまだちょっと早いかなという感じだ。年齢制限あったし、たしか夫婦でないといけないはずだし・・・ (以下省略)


というわけで、ジャパンレールパスを日本国内でも売ってほしいな~と思う私であった。(でも日本人は買えないんだよな~~)

http://www.excite.co.jp/News/bit/00091114002207.html
# by moon99999 | 2005-04-25 21:51 | コネタ

誘拐ラプソディ

誘拐ラプソディー 荻原 浩
双葉社 2001-10
http://tinyurl.com/ddudr

伊達秀吉は、絶望していた。
刑務所から出てきて、かっとなって世話になっている工事店のおやじさんをぶちのめして車で逃げた。お金もない。
自殺しようとしてもできない。
そこへ、小学生の男の子がやってきた。大金持ちの息子らしい。こいつを誘拐すれば、身代金がとれる!

しかしその少年は、なんとヤクザの息子だったのだ・・・

More
# by moon99999 | 2005-04-25 21:41 | エンターテインメント系
赤と黒(ルージュ・ノワール) 池袋ウェストゲートパーク外伝石田 衣良
徳間書店 2001-02
http://tinyurl.com/7q5us

IWGP外伝。
マコトは出てこない。
ヤクザの子分、サルが出てくるが、主演はあくまで違う。
博打にはまった映像ディレクターの小峰が主人公だ。

More
# by moon99999 | 2005-04-24 22:34 | エンターテインメント系

携帯電話・・・

最近の携帯電話の進化はすごいの一言だ。

私の携帯は、2年前の当時Jフォンのままだ。
機能としては、電話とメールとネットだけしか使っていない。前の機種ではゲームがついていたが、今の機種にはついていないので、その分をネットを見たりしている。

携帯の機能は、少なくとも5年前はアメリカよりは日本のほうが確実に進んでいた。
小型化もそうだし、追加の機能も。 

More
# by moon99999 | 2005-04-23 23:56 | ランダムウォーク

逃亡くそたわけ

b0059882_23213162.jpgb0059882_23214517.jpg
逃亡くそたわけ 絲山秋子
中央公論新社 2005-02-26
http://tinyurl.com/9g7q6

上記の写真をみればわかるだろう。
これは著者の直筆サイン入り初版本だあ!

入手経路は秘密(笑)だが、これはまさしく本物だ。

というわけで、「袋小路の男」でいいな、と思ったこの絲山秋子の作品だ。
本を手にとって見ると・・・薄い(笑)

More
# by moon99999 | 2005-04-21 23:32 | エンターテインメント系

豚のヤキトリ?

ヤキトリといえば、鶏肉が使われるはずだ。
まあ文字通りなんで、あたりまえといえば当たり前だが。

それが・・・東松山市では、「豚」なんだそうだ。
東松山、というのは愛媛の松山ではない。埼玉にある市なのだ。

そこでは、焼き鳥屋で「豚」が出されているそうだ。

板橋の居酒屋「ひろなり」では豚は豚として出されているが・・・

ちなみに、こうなっているという。
「東松山市には、全国で唯一の焼鳥屋で構成された組合「東松山焼鳥店組合」が存在する。これは昭和37年に、当時営業していた7軒が集まり結成されたもので、現在は35軒が加盟。組合で新鮮な豚のカシラ肉を共同購入するため、値段も各店「やきとり(カシラ肉)1本 100円」と統一できるのだとか。」

豚のカシラなのにヤキトリかあ。
鳥から文句が出そうな気がするのだが・・・

エキサイトの記事は以下。

http://www.excite.co.jp/News/bit/00091113297630.html

# by moon99999 | 2005-04-19 23:13 | コネタ

タイムトラベラーズ・ワイフ (上・下) オードリー・ニッフェネガー
ランダムハウス講談社 2004-12
http://tinyurl.com/dxey4

時間旅行のSF、といえば簡単だが・・・
むしろこれは恋愛小説と言うべきであろう。

主人公は夫、ヘンリーと妻、クレアだ。
ヘンリーはタイムトラベラー。 といっても、自由に飛べるわけではない。
彼は、不定期に突然時空間を飛んでしまうのだ。そして、飛べるのは体だけ。突然裸でどこかに現れるのだ。 彼はそれで非常に苦労をする。 いわゆる「不定期エスパー」というべきであろう(眉村先生、お元気ですか?)

More
# by moon99999 | 2005-04-19 22:44 | SF

鮎川哲也賞発表

第15回鮎川哲也賞が発表された。
鮎川哲也といえば、本格推理小説を愛した大御所だ。すでに他界されているが。
鮎川賞のサイトは 
http://www.tsogen.co.jp/ayukawasho/index.html
だ。

受賞作は・・・

More
# by moon99999 | 2005-04-16 15:56 | ランダムウォーク

ユージニア

ユージニア 恩田 陸
角川書店 2005-02-03
http://tinyurl.com/b4pk4

事件が起こった。
帝銀事件に匹敵する殺人事件。
皆が集まったところに、毒入りの飲み物が配られた。
一家三代と客が死んだ。
一人、盲目の少女が残された。
発見したのは近所の子どもだった・・・

More
# by moon99999 | 2005-04-16 00:34 | 推理小説系

草原からの使者

沙高楼綺譚 草原からの使者 浅田 次郎
徳間書店 2005-02-19
http://tinyurl.com/4uc4d

沙髙楼へようこそ。今宵も皆様がご自分の名誉のために、また、ひとつしかないお命のために、あるいは世界の平和と秩序のためにけっして口になさることのできなかった貴重なご経験を、心ゆくまでお話くださいまし、語られる方は誇張や飾りを申されますな。お聞きになった方は、夢にも他言なさいますな。あるべきようを語り、巌(いわお)のように胸に蔵う(しまう)ことが、この会合の掟なのです。

4つの短編から成る本である。
それぞれ、「他言無用」の話しが語られている。
「宰相の器」は、総裁選に出ようとしている政治家が、二人の占い師に問いかけようとした話し。
「終身名誉会員」はロンドンのカジノでおこった話し
「草原からの使者」は競馬場での話し。
そして「星条旗よ永遠なれ」は・・・男の名誉の話、である。

最後の一つはあまり女性には勧められない。
それと比べると他は皆面白い。カッシーノ!の作者の面目躍如たるところだろう。

「人生は運だ」とある男は言った。それを示すために男は跡継ぎ候補たちを競馬場に呼んだ・・・
そして、運命のその日、「私」は不思議な老人に会った・・・

不思議な話だ。
人間の運命などわからない、と思えるような。そして、人間の運命は決まっているのだ、とも思えるような。

お勧め度: ☆☆☆☆  人生の運を、あなたはつかみとれますか?




参加中!
一日1クリックお願いします!
トップページへ
# by moon99999 | 2005-04-15 00:32 | 文学系

月に繭 地には果実

月に繭 地には果実 福井 晴敏
幻冬舎 2005-03
http://tinyurl.com/55hnd

何の前知識もなく、この本を手に取った。
「亡国のイージス」の福井晴敏のことだから、そんなような話かと思った。

舞台はどうやら未来の地球。SFか。と思って読みすすめる。
どうやら、一時、世界が滅亡し、そのときに一部のひとびとは月に逃れたらしい。
ということを読んでいくと、とつぜん、∀(ターンA)とか、「ガンダム」という単語が出てきた。
おや?
もしかしてガンダムのパロディか?
いや、そうではない。
実は、これは数年前にアニメで放映された「ターンAガンダム」のノヴェライズ版だったのだ。うーむ。気づかなかった。

More
# by moon99999 | 2005-04-14 00:57 | SF

はずれ~

エキサイト・山村社長と寿司を食う、というプレゼントにはずれてしまったらしい。
残念だ。

なぜかっていうと・・・きっと、いっとき、アマゾンのリンクをつけているのを違反といわれたからだろうな~本当に残念だ。

1周年記念プレゼント発送のお知らせ
# by moon99999 | 2005-04-13 00:37 | その他

ウサギ税

なんじゃこりゃあ!といいたくなるが・・・
昔、日本にはウサギ税というのがあったそうだ。
何かっと言うと・・・

ウサギブームが起こったらしい。
ウサギを育てて食べて売って大もうけ、というやつだ。
それでもって、お上が制限しなけりゃいかん、ということになり、課された税金なのだそうだ。

考えてみると、バブル時代に不動産が値上がりしすぎたから、税金を高くして価格を抑えようとしたというのと同じだね。

オランダじゃあチューリップバブルというのもあったしね。誰も彼もチューリップの球根を買って育てて、という投機。

なんにしても、税金がかかるようになるとブームは去る。そして日本のウサギバブルも消えて、結局は税金もなくなった、ということだ。

諸行無常。


明治時代にはウサギ・バブルがあった!?



参加中!
一日1クリックお願いします!
トップページへ
# by moon99999 | 2005-04-11 23:02 | コネタ

黄金旅風

黄金旅風 飯嶋 和一
小学館 2004-03
http://tinyurl.com/6kcur

「本屋大賞」ノミネート作品。あまり人気は出なかったが。
長崎を舞台にした海商の話しだ。
全体的には、末次平左衛門(平蔵)という、長崎を束ねた商人であり、長崎の代官でもある男の話だが、前半はその親友である才介も中心人物となる。

江戸時代初期。
長崎は、オランダ、ポルトガル、イスパニアとの南蛮貿易で栄えていた。
南蛮、というのも変なことばだが(西であっても南ではないはず)、その当時の貿易相手はルソンであり、コーチであり、台湾だったのだ。あるいは琉球。当時琉球は薩摩が支配していることになっていた。

当時の西国の大名たちが、貿易を通じて私腹を肥やしたり、海外の征服を夢見たりしているのに対し、平左衛門は現実的だ。長崎を守り、長崎の民を守る。そのための財産であり、役割だ。

当時、日本は驚くほど南蛮貿易を活発におこなっていた。そして外の港ともつながっていたし、日本人街も海外にあった。

そして平左衛門は、海外の動向や幕府のうごきを正確に把握し、時流にあわせた行動を取り続けた。
本来は不肖の息子と呼ばれていたが、実は血は争えない。そして彼の能力を最初に看破したのは、実は海外の人間だったのだ。

平左衛門の長崎を守ろうという思いは、最後には長崎奉行との争いになった。
そして多くの事件が起こる。キリシタン弾圧もあった。

最終的に、幕府は鎖国を選び、その一方で長崎だけは海外へ開いた港とした。
彼が望んだことではもちろん無い。
その結果、日本は海外の動きに取り残され、どんどん遅れていったからだ。

江戸時代初期に、海外を見据えていた男。
彼の度量の大きさを描き出した作者の力量にも感服する。

面白い作品だと思う。

お勧め度:☆☆☆☆ たまには歴史小説も読んでみたい、と思うかたに勧めます。ちょっと長いですが、前半の個別のストーリーは独立しています。



参加中!
一日1クリックお願いします!
トップページへ
# by moon99999 | 2005-04-10 12:26 | 歴史小説系
ムササビ、というのは英語ではFlying Squirrelという。「空飛ぶリス」だ。 (赴きもへったくれもない。ちなみにオーストラリアのフクロモモンガはSugar Glider という。こちらのほうがずっといい感じだ)
さてカナダにムササビを連れてきたら、手違いで、これは入れない、といわれた人がいた。

More
# by moon99999 | 2005-04-09 11:07 | コネタ

うなぎパイ

うなぎパイといえば「夜のお菓子」というが、いったい何が夜のお菓子何だか。昔から謎だった。謎は解けない。
しかし、謎の手がかりとなるものができた。見学コースだ!

浜松に行ったら、一度はいってみたいかもしれない。おみやげとかもらえないかな~~などと簡単に考えてみる。

「「夜のお菓子」との宣伝文句も有名だが、家族のそろう夜にみんなで食べてほしいという意味で、「夜のスタミナがつく意味ではない」という。」

な・・なんだ。そんな意味かあ。夜、する前に食べるとギンギンに、とかではないんだな~。じゃあ、子どもにたべさせてもいいかな(笑)なんて思う。

うなぎのコナが入っているそうだが、よくわからない。源氏パイみたいな味だしね・・・

Excite エキサイト : 社会ニュース
# by moon99999 | 2005-04-07 00:38 | コネタ

昔僕が死んだ家


むかし僕が死んだ家 東野 圭吾
講談社 1997-05

http://tinyurl.com/6n6qz

昔の恋人たちが、山奥の家に行った。彼女の死んだ父親が、よく行っていたところらしい。
彼女の記憶の封印が、その家でとかれていく・・・

東野圭吾の、比較的初期の推理小説。
家にある時計がみな同じ時間をさしていた理由は何か。
部屋はどこへ消えたのか。
そして家の主はだれで、どうなったのか・・・

なかなか見破れないだろうと思う。
私には無理だった。

東野圭吾の人の悪さは、今回はそれほどでもないと思う。
比較的正統派の謎だったと言えるだろう。

失われた記憶を取り戻すとき、人は何を感じるのだろうか。

お勧め度:☆☆☆1/2 見破れますか?


参加中!
一日1クリックお願いします!
トップページへ
# by moon99999 | 2005-04-07 00:32 | 推理小説系

小説 ルパン三世

小説ルパン三世 大沢在昌他
双葉社 2005-02-09
http://tinyurl.com/5kuny

ルパン三世のキャラクターを使ったファンフィクのようなものだ。
ただ、作家が豪華なのだが。

オリジナルストーリーのノヴェライズ。これらは一応ルパンのファンが書いたもの、ということになるんだろう。

大沢在昌がルパン三世のファンだとは思わなかったが。
森詠もだ。彼の作品は、「狩人は眠らない」のようなハードなアクションがいい。

それぞれの作品は、それなりに面白い。
だが、それ以上ではない。なぜなのだろう。
キャラクターはそれぞれ「立っている」のに。

設定が異国だったり、金庫の話しだったり、舞台が昔の平泉だったり。
いろいろなストーリーがちりばめられている。

違和感の最大のものは、「泥棒」という稼業が社会で成立するや否や、という命題なのかもしれない。
ルパンだけでなく、彼のライバル、あるいは昔の相棒などが設定されて出てくる。
だが、現代社会にこれほどの「プロの泥棒」がいるとは思えないのだ。
泥棒ははいて捨てるほどいるが、プロ、はなかなかお目にかかれないだろう。

ついでにいえば、オリジナルのアルセーヌ・ルパンは決して人を殺さない。その意味で、ワルサーを撃ち続けるルパンに違和感を持つのは私だけではあるまい・・・

いずれにせよ、このオムニバス、面白いがなんだかパワー不足を感じて消化不良になった私だった。

お勧め度:☆☆☆  好きな人にはいいのかもしれないです。




参加中!
一日1クリックお願いします!
トップページへ
# by moon99999 | 2005-04-07 00:25 | エンターテインメント系

野ブタ。をプロデュース

野ブタ。をプロデュース 白岩 玄
河出書房新社 2004-11-20
http://tinyurl.com/6w522

高校二年のクラス。転校生は、野ブタ、というあだ名がふさわしい、いじめられタイプの気弱な兄ちゃんだった。
彼を「プロデュース」して、人気者にしたてるべく、修二の一大プロジェクトが始まった・・・。

文藝賞を受賞した作品だし、本屋大賞にもノミネートされた。
期待して読んだら、ちょっと期待とは違うが、面白かった。

高校生の人間関係がどうやって形成されていくのか。
普遍的なのかどうかわからないが、こういう手もありだと思う。

ただ・・・
途中までは笑えるが、最後のところはちょっと切なくなる。

プロデュース、というのは、自分が高いところにいるからこそ可能なのだ。
自分には災厄が降りかかってこないから、可能なのだ。

いつか、自分にも何かが起こるかもしれない。
そのときには、どうしたらいいのか。

考えさせられる部分もあった。

もちろん、全体的には楽しく読めた。

お勧め度:☆☆☆☆  共感できるかできないか。人によって割れそうです。



参加中!
一日1クリックお願いします!
トップページへ
# by moon99999 | 2005-04-07 00:15 | エンターテインメント系

本屋大賞発表!

本屋大賞が決まった。

大賞は恩田陸  「夜のピクニック」だ。

http://tinyurl.com/4h3k3
それ以下はこうなっている。
2位 『明日の記憶』 荻原浩 【光文社】 302点
3位 『家守綺譚』 梨木香歩 【新潮社】 274点
4位 『袋小路の男』 絲山秋子 【講談社】 185点
5位 『チルドレン』 伊坂幸太郎 【講談社】 155点
6位 『対岸の彼女』 角田光代 【文藝春秋】 153点
7位 『犯人に告ぐ』 雫井脩介 【双葉社】 138点
8位 『黄金旅風』 飯嶋和一 【小学館】 102点
9位 『私が語りはじめた彼は』 三浦しをん 【新潮社】 92点
10位 『そのときは彼によろしく』 市川拓司 【小学館】 74点


「明日の記憶」惜しかったな~。いい本だったけど。
賞をとっている本は、むりに推さなかったんだろうな、と推測できる。

恩田陸はこのまえ初めて読んだばかりだ。

時間ができたら読んでみよう・・・

その前に・・・積読本もなんとかしないと。ダークムーンなんて途中でほうってあるし(おい)
参加中!
一日1クリックお願いします!
トップページへ
# by moon99999 | 2005-04-06 00:01 | 本にかかわる話

ザ・エージェント

ザ・エージェント 鬼塚 忠
ランダムハウス講談社 2005-02-26
http://tinyurl.com/6g33j

この本を知ったのは、このブログへの書き込みだった。
コメントで、この本の紹介をじっくりと書いていたのだった。
見れば、宣伝であることがよくわかる。でも、あまり突っ込まずに軽いコメントを返しておいた。
後に、他のブログにもまったく同じ文面で書き込みをしているのを知った。
ずいぶん多くのブログに書いていたようだ。 正直に言えば、それを見て、ずいぶん気力が萎えた。

だが、「ガイアの夜明け」でこの本がとりあげられ、それを見て少し気持ちが変わり、アマゾンで注文することにした。(本屋にはどうせないだろう、と思ったのだ)

この本は、作家のエージェントという職業がなりたちうるのか、という考察をしている。もちろん彼の立場からすれば、成り立つ、ということなのだ。

彼がかかわった、という本を見ると、知らないものが多かったが、その中に、「渡辺やよい」という本があったので、びっくりした。なるほど。彼女の本も手伝ったのか。

More
# by moon99999 | 2005-04-05 00:03 | ドキュメンタリー

正蔵の襲名披露

先日、林家正蔵の襲名披露興行を、上野の鈴本に見に行ってきた。
司会に小朝、口上は小三治、それと円蔵が出てきた。
その他、らぶ平やいっ平が出てきたり、紙切りの正楽とかもでてきて、それなりに楽しめた。
前売りはすべて完売。 立ち見席が当日にあっただけだ。
口上のところで、小三治がなぜか自分の体の話とかを始めて、とまらなくなってしまった。途中で塩蔵がいい加減あせって、止めに入ったが、それでもなかなか終わらず、自分でもどう止めたらいいのかむづかしくなっていたようだ・・・。

だが、小三治は、こぶ平の正蔵を後押しした一人だ、ということが夏目房之介の「で」にも書いてあったので、彼はやはりこぶ平=正蔵を買っているのだろう。

で、お目当ての正蔵。
正蔵とは、もちろん彦六のことではなくて、元こぶ平だ。 海老名泰孝の名前で「テレビ探偵団」に出ていたこともあったっけ。

彼の高座をみるのは、去年の「六人の会」による大銀座落語会以来になる。
あのときには、息子の「こぶた」が出てきて、「平林」をやったのが印象に残っている。

今回は「子別れ」 これは後段らしい。(奥さんを追い出すまでのところが前段らしいのだが、これは聞いたことは無い)

有名なこの噺を選んだところに、正蔵の意地があるのだろう。
落語が好きな人間なら必ず知っているこの噺をやる事で、古典芸能の継承者であることを世に宣言する、ということなのではないか。

感想としては、うまいが、それほどでもない、ともいえるような気がした。
おちの言い方のところで、私が期待した言い方とちょっと違ったかな、という感じもあった。

ただ、これは人それぞれで受け取りかたが違うだろう。
ここまでの古典をやる、ということは、落語家が、多くの観客が自分のなかにもっているイメージと戦う、ということでもある。
そして、そのイメージを圧倒するほどのうまさ、あるいは新しい解釈などを盛り込むことで、初めて全員を平伏させることになるのではないか。

今回は、そこまでには正直至らなかった気がする。 ただ、女性の観客の少なからずが、ハンカチで目を押えていた、ということを考えると、やはりよかったのではないか。

当日花粉症がひどい人たちだっただけかもしれないが(笑)

ちなみに高橋英樹さんが観客の一員として来ていた。 彼もマスクをしていたが、これが変装のためなのか、花粉症のためなのかは定かではない。

正蔵には、これからも古典にこだわってほしい、と思う。
いつか、彼の「文七元結」を聞いてみたいものだ。
# by moon99999 | 2005-04-04 00:34 | ランダムウォーク

夜光曲

薬師寺涼子の怪奇事件簿 夜光曲  田中 芳樹
祥伝社 2005-02-09 (ノンノベル)
http://tinyurl.com/6qrlv

このシリーズは初めて読んだ。
ドラよけお涼、こと薬師寺涼子警視が、私財を投じて悪と戦う、というものだ。
「ドラまた」はスレイヤーズの リナ・インバースだが、ドラよけ、というのはドラキュラもよけて通るという意味だそうだ。 (ドラまたはドラゴンもまたいで逃げるという意味だが)

新宿御苑の葉が枯れたり、東京の街に人食い蛍やらムカデやらがたくさん出てきた、という大事件。
涼子は自費で多くの装備をかかえ、うつくしい2人のフランス人の女性を操り、ライバル女警視とともに真相に迫る。
そして地下でついに敵の正体をみつけ、戦って勝つ。

ひらたく言えばそういう話だ。(笑)
話は彼女の部下の視点で語られる。

深く考えてはいけない。
ただ荒唐無稽さを楽しむものだ。

こういうのも「ライトノベル」の範疇なのだろう。

お勧め度:☆☆☆1/2 まじめな人には向きません。





参加中!
一日1クリックお願いします!
トップページへ
# by moon99999 | 2005-04-03 23:29 | エンターテインメント系